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ポーランド大統領選、現職の保守派ドゥダ氏が僅差で勝利

ポーランドで12日、大統領選の決選投票が行われた。選挙管理委員会は13日、現職の保守派アンジェイ・ドゥダ大統領が51.2%の得票率で勝利したと発表した。

決選投票は、与党「法と正義(PiS)」を含む保守連立を率いるドゥダ氏と、ワルシャワ市長で社会的リベラルのラファル・チャスコフスキ氏の一騎打ちだった。 今回の大統領選は、ポーランドで共産党政権が崩壊した1989年以降で最も僅差の接戦となった。 6月28日の第1回目投票では、ドゥダ氏が得票率約44%でトップ。チャスコフスキ氏が約31%で2位だった。 近年の欧州連合(EU)との緊張関係が、今回の選挙の大きな争点だった。

ドゥダ氏の勝利により、異論の多い司法改革が進められると共に、人工妊娠中絶や性的マイノリティーの権利などへの抑圧が続くことが予想されている。ドゥダ氏は性的少数者(LGBT)の権利は、共産主義よりも破壊的な「イデオロギー」だと発言して、非難された。

法廷に持ち込まれる可能性も
選挙管理委員会は13日朝、選挙区の99%が開票作業を終えているため、大勢は決まったと説明した。

投票率は68.2%だったという。

チャスコフスキ氏を支持していた野党「市民プラットフォーム(PO)」はロイター通信の取材に対し、在外ポーランド人に投票用紙が期日中に届かないなど、12日の投票締め切り後にいくつかの「異常」が報告されたと語った。 ワルシャワ大学の政治学者アンナ・マテルスカ=ソスノウスカ氏はAFP通信に、「選挙に関する抗議活動が起きるのは必至で、全ての問題が最高裁判所まで持ち込まれる可能性もあると思う」と述べた。 大統領選は当初、5月に行われる予定だった。当時はドゥダ氏の支持率が今より高く、1回目の投票で勝敗が決まる公算が高かった。

ポーランドではまだ新型コロナウイルスの流行がピークを過ぎていない。それでも政府は当初、何としても5月に選挙を決行しようとした。しかし、連立を組む少数政党がこれに反発。与党「法と正義(PiS)」が公衆衛生より政治を優先していると批判する野党に賛同したため、投票日は延期された経緯がある。

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